スペシャルイベント

HOME > スペシャルイベント > イベント > スペシャルイベント > マテリアルライブラリー交流プログラム 「New CREATIVE #9 × ToDo」

スペシャルイベントの詳細

マテリアルライブラリー交流プログラム 「New CREATIVE #9 × ToDo」

|テーマ:「神仏にまつわる工芸と現代」

|ゲスト:南條 和哉 氏 [有限会社 南條工房]
     吉田 恒 氏 [株式会社 京都仕立工房]

マテリアルライブラリーの交流プログラムの3回目を開催します。
今回は、日本の文化や歴史にとって非常に大きな中心部分を担ってきた「神仏」にまつわる工芸を現代において製造されているゲストをお招きいたします。私たちの社会生活から「信仰」や「儀式」との関係が少しずつ薄れいく中で、それらを下支えするものづくりで起こりつつある革新をお伝えします。「おりん」や「囃子鉦」といった鳴物神仏具を製造する南條工房・南條和哉さんは、2019年に「LinNe」というブランドを立ち上げられました。南條工房の一番の特徴である「佐波理」の響きを、今までとは別の方法で全く新しい層へと届けています。
1926年創業の吉田装束店・吉田恒さんは、数年前に同業4社と共同で「株式会社京都仕立工房」を設立されました。字義通りの「家内制手工業」であった神祇装束の製造環境を、現代の働き方に即した環境へと開いていくことで、様々な変革が起こりつつあります。
歴史や伝統と常に関係し続けてきたものづくりが、現代でまさにいま経験している「変わるところ」と「変わらないところ」。二つの事例からは、分野や領域を超えて「これから」に必要な姿勢が浮かびます。


■ゲストプロフィール
南條 和哉 氏|有限会社 南條工房  
1979年、京都市太秦に生まれる。好きだった料理の道を目指し、飲食店に就職。和食、イタリアン、カリフォルニアキュイジーヌ、婚礼料理などを学ぶ。2003年、当時の彼女(現在の妻)の家業である鳴物神仏具製造に興味を持ち、有限会社 南條工房に従事する。伝統の鋳造・加工技術の習得に努め、現在19年目。2011年には「京もの認定工芸士」認定され、それを機に新しい「おりん」のかたちを考え始める。仏壇、仏具の在り方が変化していく中、現代のライフスタイルにあった「おりん」を模索中。2019年 もっと身近に佐波理おりんの音色を楽しんでほしいという想いから佐波理製鳴物製品のブランド「LinNe」を立ち上げる。その他サウンドアーティストや、作曲家へのおりんの提供やコラボレーション、Apple京都でのワークショップの開催など工房が生み出す音色の発信をしている。

吉田 恒 氏|株式会社 京都仕立工房 
1973年京都市生まれ。26歳で先代死去に伴い吉田装束店を継承。日本全国の神社の神官装束の製造、神殿調度品の企画・販売など神道に纏わる調度品を専門に扱う事業に取り組む。2016年には「京都仕立工房」を同業者4社と共同で立上げ、後継者不足を解消する為、縫製従事者育成の事業も始める。既存の伝統的な物づくりの可能性や、国内外の様々な方に認知を高めてもらう目的で、「ロンドン大和日英基金」での海外展示や「MONO JAPAN Amsterdam」にも参加して、オランダ人デザイナーとの共働で伝統技術の新しいプロダクト製作にも関わる。

開催日12月17日(木)
時間18:30~20:00(開場18:00、閉場20:30)
会場京都伝統産業ミュージアム
   +
オンライン配信
参加費無料
申込外部リンク(Peatix)
https://nc09.peatix.com/
主催京都府、公益財団法人京都産業21、京都の未来を拓く次世代産業人材活躍プロジェクト、京都リサーチパーク株式会社
共催有限会社セメントプロデュースデザイン、京都伝統産業ミュージアム

開催予定のスペシャルイベント

現在開催予定のスペシャルイベントはございません。

過去開催のスペシャルイベント