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二条城において「クイズで学ぼう京都の伝統工芸」を開催しました(「京の七夕」)。

「京の七夕」イベントで二条城において「クイズで学ぼう京都の伝統工芸」を開催しましたところ、446名のご参加がありました。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
このうち、全問正解者は12名で、1問間違いが40名いらっしゃいました。
全問正解者の中から抽選で、素敵な伝統工芸品をお送りいたします(8月下旬)。楽しみにお待ちください。

以下に問題と解答及び解説を発表いたしますのでご確認ください。
(※下線部分の説明が正しいかどうかを○×で回答いただきました)

問1京都で織物が製造され始めたのは、応仁の乱の後、大陸から日本に渡ってきた技術者たちが西陣本陣の跡付近で仕事を開始し、「西陣織」を製織したことに由来する。
回答
×
京都の織物技術は、5世紀から6世紀頃、大陸から帰化した秦氏が伝えたものであり、平安建都(794年)とともに官営の機織産業として繁栄しました。
応仁の乱後、戦乱を逃れていた織技術者たちが西陣本陣の跡付近で仕事を再開したことにちなんで「西陣織」の名がついたとされています。
なお、今年は応仁の乱(1467年)から550年に当たり、西陣と呼ばれて550年を記念する「西陣550」キャンペーンが開催されています。
問2茶道、香道、舞踊などの文化が花開いた京都だからこそ発達した工芸品とも言われる「京扇子」。京都では平安時代から製造されているが、中国において発祥した扇が日本に持ち込まれたことに由来する。
回答
×
扇子は、日本で生まれ中国やヨーロッパにまで伝わった工芸品です。京都はその発祥の地だといわれています。
問3華やかさが特徴の「京友禅」。手描友禅と型友禅に大別されるが、手描友禅は、江戸時代中期(17世紀後半)に京都の宮下友禅斉によって技法が大成され、友禅染の名前のもととなった。
回答
×
手描友禅は、宮崎友禅斉によって技法が大成されました。もともと、扇の絵師だった宮崎友禅斉が確立した「友禅染」の技法は、今や日本を代表する染色技法です。
問4「截金(きりかね)」は、貼り合わせた金箔を細く切って仏像や仏画軸などに貼りつける技術です。奈良時代(8世紀)に中国から伝えられ、仏像、仏画、工芸品を飾る方法として広く利用された。
回答
 
問5花街から特別注文を受けて製造される「花かんざし」。主に、舞妓さんが使用するものであるが、季節によって付け替えられ、お正月、春、夏、秋、冬の5種類が存在する。
回答
×
舞妓さんが挿している「花かんざし」は月ごとにその意匠を変えて季節を表しています。正月は稲穂、1月は松竹梅や鶴、2月は梅、3月は菜の花、4月は桜、7月は団扇、12月はまねきといった具合です。12か月のかんざしの他に、祭礼時のみの特別なかんざしもあります。もちろん、すべて職人さんの手づくりです。
問6「京都伝統産業ふれあい館」は、ロームシアター京都の南側、地下1階にあり、職人実演や芸舞妓の芸を鑑賞することができる無料の施設である。
回答
皆様、ぜひお越しください。