型友禅とアート、デザインを交配する場を作るチーム

衣裳制作のノウハウと型友禅の技術・道具継承事業

本事業は、衣裳制作のノウハウをオープンソース化し、型紙のデジタルデータ活用を核としています。
これは、祭り衣裳制作のプロセスや、地域特有の文化を知るきっかけとするためです。
地域で活動するデザイナーやアーティストと共に、子ども向けのワークショップとして開発し、単なる体験で終わらないプロジェクトを計画しています。

10万枚の型紙をデジタルアーカイブ化し、「伝統的なものづくり×現代のツール活用」によって様々なクリエイターの参加を可能にし、子ども向けの工芸(染色)体験を特別なものにするためのデータアーカイブとワークショップとして開発していきます。

これは、約100年前から続く弊社の映画・舞台衣裳デザインの記録・保存のためのプロジェクトでもあります。将来的には大学などの教育機関と連携したプログラム開発や美術館等と連携したデザインの保存と展示企画などの活用方法も模索していくことを検討しています。

これらの取り組みは、チームの人数が限られている中、外からの知恵やアイデア、人材を不可欠と捉え、LIVE DESIGN Schoolのプログラムと連携して事業を推進します。
この活動全体を通じて、京都の型友禅の関係人口を増やし、業界の活性化と弊社のブランディングに繋げます。本事業は単年で終わらせることなく、コミュニティを形成し、複数年で成長させていくことを目指します。

本田コウイチ
田中三枝子
山元宏泰