70next知足 / 漆芸とハンドメイド自転車のコラボ商品制作
ものに溢れた時代、日本のものづくりを見つめ直す
「余計なものを削ぎ落とし、本質を追求した先に生まれる機能美」。日本のものづくりにおいてその哲学・美意識は、脈々と受け継がれてきました。そのような意識でつくられたものに、人々は大切な何かを感じ、丁寧に扱ってきました。
モノに溢れた時代。極めて利便的な世の中ですが、今あらためて、その感性を見つめ直すことは、ものの選び方、ものとの過ごし方の変化につながり、目に見えないものを大切にする豊かな生活にも繋がるのではないかと考えています。この想いを表現した自転車が、「70next知足」(ナナゼロネクストちそく)です。
VIGOREのフレームビルダー片岡聖登が手がけた自転車フレームに漆芸家 服部一齋氏が描くデザインは、フレームそのものの構造と一体化し、細部に渡る線と曲線の美しさを際立たせています。漆芸と自転車で生み出された研ぎ澄まされた美しさは、時間をかけて紡がれるものに溢れるこの地で培われたその感性で最大限に表現されています。
有限会社ビゴーレ・カタオカ
片岡聖登
漆芸家
服部一齋
有限会社下村製作所 代表取締役
下村浩二