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企画展の詳細

企画展 「SHOKUNIN」  

開化堂:八木 隆裕、中川木工芸:中川 周士、朝日焼:松林 豊斎

開化堂の八木隆裕氏と中川木工芸の中川周士氏が、ミラノサローネで4年前に開催した展覧会「SHOKUNIN」を再び京都で開催します。両氏がこれまで多くの職人やデザイナー、アーティストや学者などと語ってきた「工芸性」の原点とも言うべきミラノでの展示を、両氏の活動の蓄積と合わせてさらにアップデートし展示します。展示品となる、全く同じ100本の茶筒は代々守り作り続けた継承の証といえ、1つとして同じものがない数多の桶は木という自然物と対峙してきた証にも見えます。また今回は特別に、朝日焼 16世 松林豊斎氏も参加します。変わらず作り続けるために日々更新し、分野を超えて新たな世界へと繋ぎ広げている三人の「SHOKUNIN」をぜひご高覧ください。

「2016年4月。ミラノサローネに沸くミラノ中心部の小さなギャラリーで、一つの展覧会が開催されました。デザイナーたちによる新作の発表が話題の中心となる中で、その展示はひときわ異彩を放っていました。なぜならそれは、『SHOKUNIN』という考え方の共有を図ろうとした展覧会だったから。「職人の手の中には脳がある」――イタリアの偉大なデザイナー、エンゾー・マリーの言葉です。職人は頭ではなく手で考える。言語によってつづられてきた哲学の体系とは別に、手から手へ、身体を使ってつづられてきた哲学体系があるのではないか――展覧会は、そう問いかけていました。

職人の手の中にある工芸思考、工芸性という古くそして新しい考え方の共有は、今も更新され続けています。今回の展示は、その原点である2016年のミラノでの展示を再現するように展開されます。その構想を振り返ることにより、今やさらに重要性を増してきたといえるこれらの考え方を、より多くの日本の皆さんと共有できればと考えています。」
(中川 周士・八木 隆裕)

八木 隆裕 開化堂6代目
1974年生まれ。2012年より京都の伝統工芸を担う同世代の若手後継者によるプロジェクト「GO ON」を結成し、国内外で伝統工芸を広める活動を行う。2014年ロンドンVictoria&Albert museumのパーマネントコレクション選出2015年パリ装飾美術館、コペンハーゲン デザインミュージアム等のパーマネントコレクション選出2018年京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター特別協同研究員就任
>> https://www.kaikado.jp

中川 周士 中川木工芸比良工房 主宰
1968年京都生まれ。京都精華大学美術学部立体造形学科を卒業、父である中川清司の元で木工道に入る。父の人間国宝認定を受け2003年滋賀県大津市に自身の工房を開 き独立、中川木工芸 比良工房をたち上げる。スツールがパリ装飾美術館に永久コレクション。2017年ロエベ・クラフト・プライズにてファイナリストとなる。
>> https://nakagawa.works

松林 豊斎
2016年に父の跡を受け十六世豊斎を襲名。
400年続く宇治の茶陶朝日焼の歴史と伝統を継承し、綺麗さびという美意識を原点に作品制作を行う。伝統的な茶の湯の世界観を軸に、そこから踏み出すような作風も加え、日本各地での個展開催、英国リーチ窯での作品制作。ロンドン、パリ、NY、台湾、上海等での展覧会の開催。ウェールズ国立博物館への作品の収蔵の他、海外で茶の文化を発信する茶会、ワークショップの開催などの活動を行う。また、茶の現代的な中心地を目指す宇治の朝日焼 Shop&galleryをオープンさせ、様々なイベントの企画、情報発信を続け、茶を中心に活動の領域を広げている。
>> https://asahiyaki.com/index_shop.php

会期中トークイベント:7月12日(日)「「SHOKUNIN」トーク」詳細はこちら

企画展概要

開催期間
開催時間9:00~17:00(入館は16:30まで)
会場京都伝統産業ミュージアム 企画展示室
料金無料

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